ごっくんと飲み込める時期
食べ物を噛み切ったり、すりつぶしたりする力や食べ物を「ごっくん」と飲み込む力は概ね3歳ぐらいで獲得してきます。
さて、お子さんたちのご飯を食べている時のお口の状態を見てみましょう。3歳ぐらいになると、唐揚げやハンバーグを一度に口に詰め込んで「ゴホゴホ、、」となる姿が減ってきます。大きすぎる食べ物は、自分の歯で一口大に噛みちぎって食べ始めるかと思います。

もしも、一口大がわからず食べ物を詰め込んでしまう場合は、大人側がフォークで刺した食べ物を持ってあげる(それが難しければ、直接食べ物を大人側が手で持つ)、子供側に一口で噛み切ってもらいます。これで一口量の目安を覚えていってもらうと良いかと思います、
クチャクチャ食べとは
お子さんがご飯を食べている時に、くちゃくちゃと音を立てながら食べ物を食べている食べ方を「クチャクチャ食べ」と言ったりします。

このクチャクチャ食べの起こる原因は、唇を閉じる筋力が弱かったり、食べ物を喉の方に送り込むベロの操作がうまくいかない時になったりします。また鼻水で鼻が詰まっていると口呼吸になりその影響でクチャクチャと音を立てながら食べてしまうことがあります。
モグモグ食べをやってみよう
モグモグ食べを教える前に知っておいてほしいことがあります。それは、咀嚼力(噛む力)が育っていないといくら教えてもくちゃくちゃ音が出てしまうということ。根気強く練習してできるものなので、一回でできなくてもオッケーです。気長にやっていくのが一番の近道です。

①一口大に食べ物を噛みちぎれるようになる
②おしゃべりはせずに唇を閉じるように声掛けを行う。
*もぐもぐ食べている時に奥の歯で噛むように声かけするともっとお口の力が育っていきます。
初めは何回もできなくてもOKです。1つのおかずに1回チャレンジして練習してみるなどスモールステップで行ってみてください。
鼻水が出ている時は無理に練習しなくて大丈夫です。まずは耳鼻科を受診し体調が万全になってから取り組んでみてください。
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