障害者手帳を持つメリット・デメリット

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障害者手帳の種類は主に3つ。「療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、身体障害者手帳」手帳の詳しい種類については別の記事に記載していく

障害者手帳のメリット・デメリット 図表版

メリットデメリット
①「障害児」であることを証明できる①物理的な(手帳を取ったからといって)デメリットはなし
②公共交通機関の割引対象②あるとすれば、本人・家族・周りの人がどう思うか。
精神面的な影響はある
③スポーツ施設、レジャー施設の割引、無料対象
④レジャー施設で並ぶ時間が短くなる
⑤特別支援学校の高等部に進学の際に必須になる

障害者手帳のメリット①

一番のメリットは「障害児」であることを公的(おおやけにできる)に証明できること。発達障害は目に見えない障害とも言われるため、言葉で説明しても「しつけが悪い」など誤解されてしまうケースがある。障害手帳があることで他者に「障害を持っている子」と理解されやすくなる。

また、障害手帳を持っていることで身分証明となったり、他者から適切な対応(例:指示は短く言わなくては伝わらない。パニックになったときにクールダウンできる場を作ってくれるなど)を受けやすくなる。

障害者手帳のメリット②

自治体にもよるが、公共交通機関(バスや電車、高速道路の運転)などで割引してくれることもある。高速道路等では、料金所でお金を支払う際に手帳の提示が必要になる。

障害者手帳のメリット③④

また、子どもの場合は、レジャー施設(遊園地、水族館など)やスポーツ観戦時にチケットが無料になったり割引などのサービスを受けれることがある。レジャー施設によっては、手帳を持っていることでアトラクションの待ち時間が短くなったり、列に並ばずに過ごせるところもある。こうしたサポートがあることは当事者だけでなく、兄弟児にとっても嬉しいはず。

障害者手帳のメリット⑤

特別支援学校の入学時には障害手帳は必須ではない。しかし、就職活動等が関係してくる特別支援学校の高等部進学の際には、手帳の取得が入学条件としている学校もある、。

障害者手帳のデメリット①

障害者手帳を取得したからといって物理的な(例:レジャー施設に入れない。高校を受験できないなど)デメリットは特になし。

障害者手帳のデメリット②

デメリットといって良いかはわからないが、当事者・家族・周りの人が「障害者」という証明を持つことでネガティブなイメージをもったり、精神的に我が子を「障害児」と受け止めることができない。という人も中にはいるかもしれない。

障害手帳を持たなくても良いのか

手帳を持っていなくても子どもの場合使える福祉サービスは多い。障害があるから絶対手帳を取らないといけないというわけではない。本当に取得しようとしている手帳が、自分・子どもの人生に必要であるかは考える必要がある。

最後に 【広告あり】

以上、障害者手帳を取得するメリットデメリットをお伝えした。小児分野で働いてはいるがクリ自身、必ずしも発達障害と診断されたから、手帳を取得するべき‼️とは思っていない。家族の中での方針、考えはそれぞれあってもいいと思う。ただ願うのは、手帳を取得することで当事者が生きやすくなる。周りから、理解され、その子・人自身がありのままに愛される。そして正しい支援を受けやすくなる。のであれば取得することも一つの選択肢であると感じる。「みんな、愛されていいの」

以下にこの記事を書く際に参考した本を載せています。詳しく知りたい人はぜひ購入してみてください。以上クリでした。


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